メッセージ

CMエンジニアリングに興味を持っていただいた方へのメッセージ

代表取締役の栗田です。

当社のホームページをご覧いただきありがとうございます。

当社は、2010年の設立以来、半導体設計の受託の仕事をメインにビジネスを拡大しております。

半導体については、皆様もご存じかと思いますが、今や国の経済、技術、防衛、インフラの根幹を担う戦略物資に位置付けられており、今後も成長が約束されている製品と言われています。

世界的に見ましても、生成ＡＩ、ＥＶ、５Ｇなどの先端技術はすべて半導体技術が支えており、地球の未来はすべて半導体が鍵を握る世界であることは間違いありません。

このような背景もあり、ここ数年の半導体開発のニーズはますます高まっており、国内でも数少ない独立系の半導体設計会社である当社の仕事は増加傾向にあり、人材の確保が急務となっております。

CMエンジニアリングの半導体の設計とは？

半導体の開発は非常に多くの工程があります。
大きく分けますと、回路設計（仕様を落とし込む上流設計、製造工程に繋げるバックエンド設計）、製造工程（前工程、後工程）、テスト工程となりますが、当社が担務している工程は、回路設計のうちの上流設計となります。この上流工程の設計は、お客様が作りたい仕様を具現化する重要な仕事であり、半導体開発の根本となるものです。この工程があってこその半導体開発と言っても間違いはありません。

具体的な作業内容としては、お客様の要望をお聞きし、開発する半導体の仕様書を作成、お客様の承認を得た後、ハードウェア記述言語を使用し、仕様を具体回路に落とし込んでいきます。最後にテストパターンを作成し、その回路が仕様通りに動作するかの検証を行い、後工程のバックエンド設計へデータを引継ぐというのが大まかな作業内容です。

実は、ここ数年、日本の半導体の市場は大変低迷しておりました。2000年以前は日本の半導体メーカーは、世界の市場をほぼ独占しておりましたが、米国の政策やアジア諸国との競争の激化によりシェアを奪われ、多くの企業が撤退しております。その影響もあり、当社がビジネス対象としている半導体の回路設計の技術者は日本市場では不足しているのが実態です。

どのような製品が多い？

半導体を使用する製品は多種多様です。

たとえば皆様が使っているスマートフォンには、ＣＰＵ、メモリ、無線チップ、電源ＩＣ、イメージセンサなど、多種多様な半導体が搭載されています。

当社の設計した回路はこのスマートフォンの多くの半導体にも搭載されています。

また、車にも多くのセンサーやマイコンが搭載されていますが、それらにも当社の設計した回路も搭載されています。

その他、多くの民生品（テレビ、デジカメ、無線機器など）にも当社の技術が使われており、様々な製品の開発に携われるのが当社の仕事の魅力であります。

特に無線の製品については、当社が特に強い分野であり、独自の無線モジュールの製品化や、日本唯一の車載通信向けのＩＰコアを使った交通システムなどの開発も手掛けております。
いわゆる国のインフラを支える国策プロジェクトも多く、無線に興味のある方にはとてもやりがいがある仕事です。

どのようなお客様が多い？

主に国内の半導体メーカー、大手の機器メーカ（民生品、エンタープライズ）、半導体商社など半導体を製品として販売している顧客、または半導体を使った製品を開発・販売している顧客が多くを占めます。

今後のビジネス展開は？

これまでは半導体の設計をメインにビジネスを行っておりますが、ここ数年は半導体を使ったＩｏＴシステムでのビジネスチャンスを狙っております。

ＩｏＴシステムの開発は、ソフトウェアの技術が不可欠であり、ハードウェアとソフトウェアを融合した製品開発が主体となります。従って、ソフトウェア技術の習得も必要となります。具体的には、当社オリジナルのセンサープラットフォームを活用した、陸上養殖モニタリングシステムや、サウナのモニタリングシステムなどをすでに販売しており、今後もこのようなIoTシステムの販売の拡大を計画しています。

ＩｏＴのビジネスは、半導体設計と異なり、直接エンドユーザとの対話と課題解決の提案が必要となります。

提案型のビジネスに興味のある方にはやりがいがある仕事です。

最後に

半導体の設計の仕事は簡単ではありません。

多くの知識と経験、ノウハウの蓄積が重要になります。

当社には、長く半導体の設計に携わり、多くの経験とノウハウをもった先輩技術者が多数在籍しております。

当社に入社いただいた後の、教育プログラムの実践、その後仲間として仕事していただくことで、それらの技術やノウハウを得ることができます。

そして半導設計の技術を持つことで、今後成長が約束された市場で貴重な人材となり、多くのキャリアプランを選択できるチャンスにもなります。

　　
もし、今後のキャリアプランの一つの選択支として、当社を選んでいただけるようでしたら、お互いに成長できる仲間として是非一緒に働きましょう。

そして、日本の半導体市場を支える会社を私たちと一緒に作っていきませんか。